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すみだ川

Track by岩本公水

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  • 2024.05.22
  • 4:21
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歌詞

銀杏(いちょう)がえしに 黒繻子(くろじゅす)かけて 泣いて別れた すみだ川 思い出します 観音さまの 秋の日暮の 鐘の声 「ああそうだったわねえ、 あなたが二十、 あたしが十七の時よ。 いつも清元のお稽古から帰って 来ると、 あなたは竹谷の渡し場で 待っていてくれたわねえ。 そうして二人の姿が水にうつるのを 眺めながら にっこり笑って淋しく別れた、 ほんとにはかない 恋だったわね……。」 娘ごころの 仲見世歩く 春を待つ夜の 歳の市 更けりゃ泣けます 今戸(いまど)の空に 幼馴染(おさななじみ)の お月さま 「あれからあたしが 芸者に出たものだから、 あなたは逢ってくれないし、 いつも観音様へお詣りする度に、 廻り道してなつかしい 隅田のほとりを歩きながら、 ひとりで泣いてたの。 でも、もう泣きますまい、恋しい、 恋しいと思っていた 初恋のあなたに逢えたんですもの。 今年はきっと、 きっとうれしい春を 迎えますわ……。」 都鳥さえ 一羽じゃとばぬ むかしこいしい 水の面(おも) 逢えば溶けます 涙の胸に 河岸(かし)の柳も 春の雪

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