曖昧なことばかり ずっと考えているような 曖昧な言葉借り ずっと感情の名を探すよ 間違っていないのに ずっと場違っているようなんだ 曖昧な言葉たち そっと寄り添うように僕の手を 取った 草臥れたいつかの映画館で会った 主人公 「わたしなんか満たされないの 無理に満たされようとしちゃうの」 主人公になれずとも ランドマークになれずとも 「私満たすことは出来ずとも "満たされない"を歌えるよ」 大丈夫 僕ら忘れられんなら 忘れられんでも良い魔法 大丈夫 僕らは泣いても 拭き方を知っている 呼んでいる 僕が僕を 叫んでいる 心が心へ 泣いている 言葉を言葉で 抱いて救ってしまえよ 陽が落ちて街灯が 照らす街道沿いの感傷 更けるごとに回答が 隠される曖昧な感情 陽が昇って街灯が 消える前に 溶ける前に 思い残さなくて良いように 切り取って名付けるよ 呼んでいる 僕が僕を 叫んでいる 心が心へ 泣いている 言葉を言葉で 抱いて救ってしまえよ 呼んでいる 僕が僕を 叫んでいる 心が心へ 泣いている 君の元へ 突き抜けて届け ただつまんないような 世界に煌めきを探せ 夜明け前が一番暗くて 当たり前だって歌うよ 曖昧な方が良い なんにだってなれるよ