どうしても逢いたいと 願ってた あの頃 ひとりでは動けなくて あなたの歌の中で息した 教室の真ん中で 時計とにらめっこして 階段を登り降り 教室を回った 空っぽの世界では 微笑うことも出来ずに あなたの背中を 探していたの ねえ お願いよ このままどこか遠くへ 私を連れて行って欲しいの なんて 頼めない 誰に言ったらいいの ねえ 本当は解ってる 優しい場所など どこにもないと でも 泣き虫の私は 愛されたかったの 抱きしめて欲しいと ずっと願って あなたを 信じないことを知らなかったの ああ 言わなくちゃ ちゃんと大丈夫だって 泣き出しそうな この気持ちはどこに 持って行けばいいんだろう 誰に頼ればいいのだろう 行き場の無い寂しさ ひねくれものの迷い猫 夜の電車に見惚れてしまう また 私を置いて行くのに 時を越えて 今すぐに あなたに逢いに 行けたらよかったのに 時間は残酷ね 私はひとりで ここではない どこかへと あなたが迎えに来て 連れて行ってくれるのを 待っていた 校庭の笑い声 夕焼けを見て 歌いながら ずっと ずっと