街路を見下げ 宵更ける 誘蛾灯を眺む猫のよう どうでもいいわ 徒然ね 私には独りがお似合い 月燈かり 一縷の嘘 平気なふりなんかして意地らしい 心無く言を咲かす その花煩えば摘んでしまえ 反駁してよ 詐りなら この憶いの裏を診て 切って終えばいいの 絶って終えばいいよ 信じてないから ただ独り漂く 空疎に浸る 匣の中 遠吠え知らぬ負け犬のよう 侘しいのはもう嫌なんだ 僕には独りが辛いから 月燈かり 一縷の嘘 弱気なふりなんかして愚かしい 心行く言を咲かす 所詮それを摘む気はない癖に 反駁してよ 詐りなら この憶いの裏を診て 切って終えばいいの 絶って終えばいいよ 信じてないから ただ独り漂く 愛されたいの 寂しいから なんて言えたら違ったかな 本心なんてそうだ もっと溺れていたいの 居心地がいいんだ この虚しさが 最低なんだきっと この感情表現さえも 望んでいたんだずっと 裏を反すことを 切って終えばいいの 絶って終えばいいよ 宵が覚めるまで ただ独り漂く