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桜の国の散る中を(会田哲士君の霊に捧ぐ)

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  • 1980.10.21
  • 10:05
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歌詞

とがった闇の中でへその緒を 引っ張っているのは誰ですか もうすぐ雪が降りますよ 雪が降って雪が降ってあたり 一面真白ですよ サァー沢山の死を 集めてお祈りしましょう 生も死もひとつのブランコの 分岐点において ゆらゆらそのゆれをほほえんで 見ているしかないのですね 桜の国の散る中を 生まれたばかりの無垢たちが 息をはずませて駆けてくる 何ぼ喋っても判らぬものは判らねえ うたい潰しても潰れねものは 潰れねぇ 死にもの狂いで走って行った日に 口を開けて見ていたのはあの空だ チキショウ!! あわてて舞うのはどこの方 ザブンザブンと唸るのは 母なる海のざれる音 青天井の下でこんにちはばっかりを 繰り返していると狂人になるでょ 逃げまどう町にて 犬の魂のように 澄みきっているのはありゃ孤独だ 桜の国の散る中で 死人の口がうたうたう 天国と地獄はよく似てる それこそ妙な気分で夕焼ける東京 タワーを見ていたその時 春 残念とまでは行かないが 河のように血管を流れるのはああ 波打つ叫びの霊 今しがた雪の降るように 幾多の魂が目を覚ました 怒りの日々の鮮やかさ 雲の浮わついた行き先と 気にしながら歩く覚悟の寂寥が 今揃って火を噴く 足跡のない雪道を黒馬の群れが突き 進んでゆくで 耳鳴り止まぬ真昼時 黄泉の国の狂いうた 知らぬは御身の成すところ あの時もあの時もあの時もあの時も 吹雪が吹いでいたで 吹いで来い吹いで来い俺の中さ 吹雪よ吹いで来い 夜は夜とてこの夜は 心配いりません私達 散る花の際果てるらん 泣いてごまかすのかや 笑ってごまかすのかや そのまま黙ってごまかすのかや 告白のような海初恋のような 空他人のような山 桜の国の散る中を... 三種の川にルルレンレン 白い雪が降るランラン 八郎潟にルルレンレン 白い雪が降るランラン 寒風山にルルレンレン 白い雪が降るランラン そりゃ海であっても 山であってもいい 駆け込んで行ってあやまりたいと 思う時がある

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友川かずき/ピップエレキバンド
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