空の青が少し滲んだ帰り道 ふざけ合った会話の隙間で 伝えたい言葉は山程あるのに 喉を引っかかって苦しいから 蝉の音に隠れて呟いたんだ 声にならない声で 君が振り返る三秒前 心の奥が静かに動いた この不確かなものを恋と呼べるかな 君を見送った三秒後 心の奥が静かに眠った この不確かなものを愛と呼べるかな 陽炎が揺れる 陽炎が揺れる 少し肌寒くて冷える微風が 君を乗せて流れてゆく あの時背伸びをしていたらなんて 叶わないのに届かないのに 恥ずかしいほど心が痛むんだ あの夏の君に会えたらなぁ 思い出とは呼べないほどの想いが いつまでも滲むんだ 君が振り返る三秒前 心の奥が静かに動いた この不確かなものを恋と呼べたかな 君を見送った三秒後 心の奥が静かに眠った この不確かなものを愛と呼べたかな 陽炎が揺れる 陽炎が揺れる 陽炎が揺れる 陽炎が揺れる