ゆっくりと君が何かを飲み 込むその瞬間に 気付いても気付いてないふりで 蓋してた 望んだ通りにはいかない関係をまた 繰り返して 心もないのに これまでのことを振り 返ってたってもう 何度も混ざりあってそっと離れてく くだらない思い出も 譲れない正しさも いつかは忘れ合えるかな ゆっくりと君が 無意識にウイスキーを飲み干した 覚えてる? 酔いに身を任せキスしてた 逆さに吊ったグラスに映った顔が 懐かしくなって 本音はどこにいく どれだけのことを積み 重ねたってもう いつかは歳をとって腰も曲がってく 先のない空しさも訳のない悔しさも 情けないほどに覚えてる つまらないジョークも 欲深い夜も 色のない朝も まだ遠い春の陽 すぐ側にいるのに 埋まらない遠い距離 いつかは忘れ合えるかな