うるさい 心が声を上げている 独りぼっちで朝を待つ 今日も誰かの視線が気になって 挙げかけたその手を 慌ててしまい込む あの子が聞いてる流行りのバンドは 眩しすぎて少し性に合わないや 諦めるのが怖くて 逃げてきたのに 今になって心が 叫びだした気がした うるさい 心が声を上げている 駆け出した僕は まだ裸足のままで 止まない後悔と少しの期待を抱いて 朝を待った いつからか癖になっていた 従順でないと 壊れてしまうから それでも まだうるさい鼓動が 鳴り止んでくれない うるさい 心が声を上げている 駆け出した僕は まだ裸足のままで 終わらない 夜の中でうずくまってまた うるさい声は今歓声に変わって 駆け出した僕の 追い風になって 誰も知らない独りの夜を抜けて 朝が来る
