抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 皮のコート 袖も通さず 風に吹かれ 出て行く あの人を 色褪せた絵のような 黄昏がつつみ ヒールの音だけ コツコツ響く あなたは帰る 家がある 優しくつつむ 人がいる 指輪はずして 愛し合う いけない女と 呼ばせたくない 秋に枯れ葉が 冬に風花 つらく悲しく 舞い踊る さよなら さよなら さよなら さよなら 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい 僕は今夜 少しばかりの 酒を飲んで 眠ればいいけれど 灰色の冬の町 駆け抜けた人の 心はどうして暖めるのか あなたは帰る 家がある 優しくつつむ 人がいる 顔を隠して 生きていく 不幸な女と 呼ばせたくない 街にみぞれが 人に涙が 暗くさびしく 凍らせる さよなら さよなら さよなら さよなら 街にみぞれが 人に涙が 暗くさびしく 凍らせる さよなら さよなら さよなら さよなら