濁った目の怪獣が福音を謳い それに群がって涙を流した 世界は思いの外偏食な様子で それでいて全てを許容してしまう 目を背ける事、酷く容易く 不毛な免罪符すら握り 潰せないのでしょうか 振り払え弱さなど 思い込みに過ぎないと 「先に地獄を説いたのは」 本当は、 最初から気付いていたのだ 不釣り合いなNOを NOと言えずに過ごしていたら 何も感じなくなってしまうんだろう か 本日も思いの外退屈な様子で その癖呆ける間もくれないままで 僕らは亦、 只一つとして甘いと思えぬ侭 眠りにつくのでしょう この生命果てるまで 持て余すこの身体を 枯らすも充たすも自分次第 今見据えているこの場所を 正面と信じる他ないのだ 振り払え弱さなど 思い込みに過ぎないと 「僕らを救いたもうたのは」 本当は、端から Ah…