片方の足を上げて 上手くはけたねって思ったら もう片方が上手くはけないね いつもそうなんだ君は ボタンも上手くかけられない 風になびいて揺れる髪 見つからないキャップがいくつ ポケットに入っているのかな ああ僕は猫だけど君がすき 甘い匂いがする君がすき いつも突然に僕を強くなでる 手のひら いつも少ししめってるんだ だけどあったかいんだ ああ僕は猫だけど君がすき 変なダンスをする君がすき 君が窓を開けるから すぐに飛び出そうと思うけど まだ少し外は寒いから もうちょっとここにいたいな 君のとなりにいさせてよ 空に太陽がのぼるまで しっぽはぎゅっとしないでよね びっくりしちゃうといけないよ ああ僕は猫だけど君がすき 甘い匂いがする君がすき いつも元気にかけてゆく 君の小さな足音に いつも少しホッとするんだけど 戻ってくるのを待ってるよ ああ僕は猫だけど君がすき 変な歌をうたう君がすき