嫌なことがあったわけじゃない ただ心が少し疲れただけ 仕事をして家庭をもって、 老後の心配してとかが 他人事みたいでさ 会社を辞めて、 半年ほど何をするでもなく 輪郭のない 不安も悩みも、 静かな夜にくるまれる 完全に安全な気味の悪い道を 漫然と目的もなく歩かされる 漠然と不安だけど確かに自分で 選んだ さみしくても自分のみち 少し散らかった部屋、 余るほどあるようですぐに 過ぎる時間 行先もわからないバスでみんな 楽しそう 僕は静かに外に出て散歩する 夜一人で歩くのは 世界が誰もいなくなった 後みたいだから 群れの中にずっといたくない 世の中の終わりを期待して 完全に安全な気味の悪い道を 漫然と目的もなく歩かされる 漠然と不安だけど確かに自分で 選んだ さみしくても自分のみち