永遠があるとするなら 誰が為に愛は響き消えていく もう何度目の夜明けにも また甘い夢を見ている 冷え込む朝のバスに揺られて いつも通りの街並みがやけに 眩しく見えるから目を閉じたくなる 拭いきれない 昨日のことをごまかすように開く フォルダ 写真に残るあどけなさに咎められた 気分 いつかこんな日が来るなんて 考えなかった 描いていたような未来は気づけば 窓の外 永遠があるとするなら 誰が為に愛は響き消えていく もう何度目の夜明けにもまた 甘い夢を見ている 分かり合えない悲しみだけを 分け合えるのはなぜだろう 未だ消えない傷跡をひとり慰めて ふいに甦る戸惑うあのキスの瞬間も 変わっていく景色の中 溶けてなくなるだろう 永遠が欲しいだけなら 悪戯な恋の風は何処へ行く 後悔ないと言えなくても またわたし旅に出る とっくに 似合わない 涙にとっておきのブルース 夜を見上げたらそっと口ずさむだけ 永遠があるとするなら 誰が為に愛は響き消えていく もう何度目の夜明けにも また甘い夢を見ている 永遠が欲しいだけなら 悪戯な恋の風は何処へ行く 後悔ないと言えなくても新しい旅は 続く