ただ遠くまで ただ遠くまで すべての花に名前があるのなら 表せる花言葉があるのなら 儚さと永遠の間に生まれた 無機質の暗闇から抜け出せなくて 不確かな存在証明 永遠に咲く花のように まがい物の不変性 偽りの色を塗って 一つの花に名前をつけるように かたちのない愛を物語るように 心の空白 呼吸の感覚 まだ足りない言葉を 偽りでいいから愛して ちぎれた命の落花 永遠に生きられないように 本物の不安定性 真実が導いて ただ遠くまで ただ遠くまで 記憶の奥深くに焼き付けて 21gの違いだけなのに 触れられない 造花になって