つかまえようとすれば すり抜けてしまう 君はまるで流れる水のようさ <♪> 守ろうとしても 走り去ってしまう 君はまるで 巣立ちの日の子供のようさ 手の届くほどの ことばのひとっ破片(かけら)で ある日の無口な心でも映し出せたら 君はその時ひとつの唄となるだろう <♪> 形をもたない水の流れも 遥かな空の夕映え 水面(みなも)に写せるだろう 手の届くほどの ことばのひとっ破片(かけら)で ある日の無口な心でも 映し出せたら 君はその時 ひとつの唄となるだろう 君はその時誰かが 口ずさむ唄となるだろう 抱きとめようとすれば こぼれ落ちてしまう 君はまるで深い海の底砂のようさ 君はいつでも深い 海の底白い砂のようさ