いつからかあの人と この町に住んで 二人ながめた黄昏を はりさけそうな 胸の痛みこらえ 今日は一人で 眺めてる 坂道を登って 角を曲がると 愛しいあの人の 家がある 暮れなずむ赤い空 黄昏を曲がって 私はいつでも会いに出かけた 別離の黄昏 別離の黄昏 真赤に にじんだ 夕暮れが 別離の黄昏 別離の黄昏 いま 頬を伝って こぼれ落ちた 誰かが奏でる ハーモニカの音が 私の耳に聞こえてくる 涙なんて あの時全部 枯れ果てきったと思ったものを 胸いっぱいのあの頃の幸せが愛なら この やり切れなさも 愛なのか 去ったあの人をにくむこともできず 私は黄昏 眺めてる 別離の黄昏 別離の黄昏 真赤に にじんだ 夕暮れが 別離の黄昏 別離の黄昏 いま 頬を伝って こぼれ落ちた