風の便りでそっちは雨だと 聞いて気になり鍵を閉めました 長いトンネル抜けて 深い海を渡り 熱い日ざしを浴びて 強い風にも吹かれ そうやって長い月日をかけて ずっとむこうの君の街を この身ひとつ何も持たず めざします めざします 〈interlude〉 虫の知らせでそっちは雪だと 聞いた気がしてバスを降りました 後先もわからず ひたすらに歩いて 凍えそうな体で 強い風にも吹かれ そうやって長い旅路を進み ずっとむこうの君の街を この身ひとつ何も持たず めざします めざします きっとどこかに ぱっと現れてくれるでしょう あるのでしょう? はじめから宛てもないのに めざします めざします