打ちつけられた5月の雨に濡れて 春は何処かへ消え去っていった 数え切れない程の嘘や本当が 悲しいほどに消え去っていった 残り香を抱いて 目覚めは悪く 乾いた喉を鳴らし 張り付いた空気を裂いて 繰り返してく過ちを見て笑う 冷め切った僕のフレイバー ほんの少し先の未来 性懲りも無く未だ見えない 惰性で辿りついた未来 そこにはもう君はいない 打ちつけられた5月の雨に濡れて 春は何処かへ消え去っていった 数え切れない程の嘘や本当が 悲しいほどに消え去っていった 残り香を抱いて どれだけ時が過ぎて 何もかも変わってしまっても 辻褄合わせの為だけに 美化なんてしちゃいけない 胸につかえた戸惑い 言葉になんてできない 焼きついたように消えない 何処までも続くように 積み上げられたビルの隙間を抜けて 君の背中は消え去っていった 抱きしめたのは遠い記憶の彼方 五月雨の中消え去っていった 憧れたままで 打ちつけられた5月の雨に濡れて 春は何処かへ消え去っていった 数え切れない程の嘘や本当が 悲しいほどに消え去っていった 残り香を抱いて