三々五々と散らばる 人の群れの中 逃げるように歩いた 簡単に生きることが うまくならないのは 誰に似たんだろうか あの頃はよかったなって いいとこだけ切り取って 後悔してんだ なんて そんな顔で言うなよな さっき買って付け替えた 取れないニセモノの仮面が お気に入りだなんて言いたくない 輝き出す日々の中に 失くした思いがあるんだよ 今が ほら過去に 変わる瞬間に 手を伸ばせたらよかったな 溢れ出した涙がまた 乾いて形を無くしても 気づかないままなんて 僕は嫌だよって言える あの日に 戻れたらなあ 36度8分の 平熱より少し高い体がまだ 衝動に身を委ねた あの日あの時を 覚えてるなんて あぁ 格好だってつかないな 必死になって追いついたって 何度だって譲るんだ お先にどうぞ未知の道へ なあ( )なんて外したら? 本当の声を聞かせてくれよ さぁ 次のページめくって 思い起こせ ざわめき出す夜の隅に 希望の形があるんだよ あの日の僕が笑う 僕はまた進んでいける “今頃 頑張ってんだろな” くしゃくしゃに丸めて捨てた 間違いだらけの解答用紙 僕ら 何度だって傷ついて 何度だって立ち上がるんだ そのための痛みなら いいのにな さよなら また会えるまで ガラスの向こうに光る街 吐き出した声が ぼやけて消える前に 歩き出せるんだ 明日へ 思い出せ 僕らの日々の中に 失くした思いがあるんだよ 今が ほら過去に変わる瞬間に 手が触れた その時から 溢れ出した涙が 今確かな理由に変わったら あの日の僕が笑う 僕はまた進んでいける “今頃 頑張ってんだろな” 今頃 頑張ってんだろな