暗い森に僕は独り 煌めく月夜に 息をひそめ はぐれた 彷徨い憐れむ亡骸 高鳴る心拍 色めき立つ首筋 噛みつき 血肉を貪り 月夜の光は 紅に染まりゆく 錆び薫る 息を切らした 高鳴る心拍 解き放たれた首輪 牙をむき出し 喰らい喰らいつく本能に 身を任せて 僕は 後悔の念に堕ちた 騒めき立つ欲望 二度と戻れない 甘美な味に酔いしれる 抗えぬ夜の性 今宵も狂わす 溢れる君の香り 全部食べて 飲み干す 身を委ねて 僕は 遺伝子の波に堕ちた 騒めき立つ欲望 二度と戻れない 甘美な味に酔いしれる 抗えぬ夜の性 貴方を愛する その時 狩りゆく 月夜へ息をひそめ 駆け抜けた