春降る雨の木の下 花の雫 伝い流れて まるで清水の如く 五月雨続き 立葵の花咲く 太陽の道向けて花は傾く 季節の水の色と 降り敷く雨の音が 通い会う街 暮れなずむ雨上がり 何処かへゆっくりと時が 移り行き 去り逝くのか 夜月にもあなたにも 逢えぬまま 雨の宵いつも 四季巡り 時過ぎても 秋降る雨は 不意に通り過ぎてく 夜毎 細まる 月の姿 侘しく 昔を偲ぶように 苔むす雨は 音も立てず濡らして 暮れなずむ雨上がり 何処かへゆっくりと時が 移り行き 去り逝くのか 夜月にもあなたにも 逢えぬまま 雨の宵いつも 四季巡り 時過ぎても 雨傘持たぬ我が身 時雨の雨の粒が 降り頻るとは 暮れなずむ雨上がり 何処かへゆっくりと時が 移り行き 去り逝くのか 夜月にもあなたにも 逢えぬまま 雨の宵いつも 四季巡り 時過ぎても