何処か遠くの街へと 鈍行列車に揺られて 旅に出掛けてみたんだ 何となくね 坂の多い海沿いの 街でふっと飛び降りて ちっちゃな砂浜見つけて 座ってたんだ 風に吹かれて ずっと待った 風に吹かれて 立ち止まった 沿道沿いの松並木 真っ直ぐ空に伸びてた 神社の裏手の方では 蝉時雨 少し草臥れた茶屋の 軒先でお茶を飲んで 擦り切れた畳の匂いがしてたんだ 風に吹かれて 歩いて行こう 風に吹かれて ぶらぶらと 遠い夏の景色は何時も ポケットの奥の方で 細い路地裏の先で 見知らぬ猫と目が合った 夕暮れ時の匂いに ご機嫌そうさ 揺れる川面の辺り ぼんやり口ずさんだ歌は 揺れる柳の様に溶けてくんだ 風に吹かれて 出掛けたんだ 風に吹かれて 何となくね 風に吹かれて 出掛けたんだ 風に吹かれて ぶらぶらと
