懐かしい匂いがしたあの夜に 震える唇ふいに噛みしめて 青に染められただけの記憶を 刹那に晒され1人佇む 蘇る思い出はただ残酷で 空色さえ変えていく絶望が 青に染めたままになれと 「君がいれば」 叶わぬ未来 雨に映る冷たい手を ただ濡れた髪を広げて 静かに見つめる君だけが ただ 泣いて 砕いて 刺して 思いのままに 離して 引き裂いて ただ忘れたいんだ 抱いて 懐いて まだ映るのはあの日のままで 静かに鼓動するこの心臓が 孤独なんだと思い知らされて 僅かな灯りを求めて来たんだ 小さな手を広げたまま 泣いて 砕いて 刺して 思いのままに 離して 引き裂いて ただ忘れたいんだ 抱いて 懐いて ただ残るのはあの日のことで 泣いて 砕いて 刺して 思いのままに 離して 引き裂いて ただ忘れたいんだ 抱いて 懐いて ただ残るのはあの日のことで