頬を撫でている 夕方の空気は どこか寂しそうだった 日が落ちてゆく 放課後のチャイムが 僕らを遠ざけようと響く 風が吹いて 影が伸びて 染まってゆく君の髪が 走り出した いつかの 君の手が僕を連れてゆく シャツが風になびいて揺れる 流れ出した 5時ちょうど サイレンはまだ鳴り止まない 僕ら自転車に飛び乗って 昨日とは違う未来へ そこには君がもういないのさ あの景色もまだ残っているのかな ずっと追い掛けてる 君とした 話の続きを 思い出した君との 帰り道はもう終わるけど 僕ら自転車に飛び乗って 昨日とは違う未来へ 針が進む 走り出した いつかの 君の手が僕を連れてゆく シャツが風になびいて揺れる 流れ出した 5時ちょうど サイレンはまだ鳴り止まない 僕ら自転車に飛び乗って 昨日とは違う未来へ そこには君がもういないのさ 僕達を 放つのさ