真夜中の間を刻む 空の色に紛うのは 君の目の奥に映る何かの 色のようで 赤と黄と青睨む大きな箱の葬列は 空に白を混ぜるほど 小さな二輪車になって 碌でもない救済のうた 早く、早く遠くへ ずっとぐるぐる回った影法師 逆さまの窓を眺める また、輝く光が射す さらば、愛しき日々よ もっと苦しめて一層苦しめて その痛みで眠らせて 心に穴が空いたのも 全部あなたのせいです 真っ只中未だ、只々欺瞞の最中 暴く学ぶ電波 汀の中潜むは影 荒れた街の楽観的滅亡のお知らせ 憧憬、羨望、慟哭 混じる景色 願いの象形 ラブソングはいらない 割れた言の葉を紡いで尚 続くアパシーを今ここで全部、 食べ尽くすほどの勇気を 空に堕ちる名のない星が光る 祈る手前はいないのに願う 「明日が来るから逃げませんか」 とだけ どこか遠くへ ずっと ずっとぐるぐる回った影法師 明日の空を眺める 未だ 独りで堕ちていくの 全部あなたのせいだった もう終わる 痛みはない 振り向くことはできないけれど 僕の弱いところ全部 あなたのせいにしていた さよなら