小さな窓に映るあの子の 瞳の奥でゆれるロウソク 期待しても機械みたいな東京 「鈍足でも向かうしかないわ」 目に迫る低い空の天井 頭の中では分かるの現状 シャンプーと一緒に流れて 排水口に渦巻く涙 「全てがすり抜けてくようさ」 シンデレラにはなれなくて 砕けたココロのかけらで つなぎ合わせてつくるドレス まだ聞こえない 12 時の鐘 髪を染める時は心のサイン くたびれたフレームの写真 あの日の君も薄まっていく 真っ暗な城の隅に跪く シンデレラを袖から見ては 近くて遠い光に眩む 瞳を閉じて浮かべるダンス まだ鳴り響く 12 時の鐘 手をあわせて祈るよ