僕にも来るのかな? 自分を赦せる日が 今まで罰してきた ずっと背負ってきた 黙ったまま 真水の水槽に放たれた熱帯魚のよう 尾ビレを揺らしているけど 泳いでいるわけじゃないんだ 溺れて身をよじっている 遠い海からかすかに届く 潮騒はけして幻じゃないはず ただ僕は耳を澄ましているよ クジラたちが声を合わせ 歌っている 喜びの歌 僕には選べない この眼に映るものを 今も残像が 胸に貼り付いてる 紅に染まってく 夕日が今日を過去にする まだ見ぬ真新しい朝 孕んで闇夜よ深くなれ 冷たい夜風にも耐えよう 膝を抱え泣きじゃくるほどに 僕はもう弱くもないんだけれど この世界がどんな人にとっても 素晴らしいものだと 言えるほどに強くは なれてないんだ 不安は誰にもあるって本当? しがみついていい時も あるってこと? もしそれが本当ならもう ちょっとはこの水槽の中 泳ごう 空気を探して もうちょっと 遠い海からかすかに届く 潮騒はけして幻じゃないはず ただ僕は耳を澄ましているよ クジラたちと声を合わせ歌えるかな 喜びの歌