Track by西中島きなこ
夕暮れの河川敷 橋を渡る女学生と 梅雨を飾る紫陽花に 夏の匂いまじり出して 記憶に住み着いた 君と羽を分け合った 夜に窓を飛び越えて 僕ら月になった 弄ぶ ひいらぎの ちぎり絵 ばらまいて カビ臭い 四畳半で くっついて 泡になって クジラに会いに行った 春風の遊覧船 万華鏡の中にいるような そんな感じ 指を絡め見つめ合う 誰もいない夜の境内 突然降り出す雨 落とした相合傘 どんな鍵も合わなかった ノックしても合わなかった それなのに開いたんだ 今夜の雨のせいで