砂浜 埋もれたサンダル ゆっくりと陽が暮れてくよ はぐれた雀が一人 静かに 朝を待ってる 時計の中 組み込まれた都会 突き進む 心置き去りにして 目指してたあの山は幻 僕は僕を 見失う 僕たちは 海のひとしずく こぼれた 小さな欠片 果てしない海の ひとしずく 宛もなく 彷徨う 流れてく 流されてゆく 広い空 果てしなく 転がって 転がり続けて 僕は 何を見るだろう 天(そら)から 雨がこぼれて 水たまり 円を描く 駆け足の 傘の花にも 立ち尽くす 僕の肩にも 僕たちは 海のひとしずく こぼれた 小さな欠片 果てしない海の ひとしずく 宛もなく 彷徨う 流れてく 流されてゆく 吹き荒ぶ 風の中で 転んでも また立ち上がり 青い海へ 還ろう 僕たちは 海のひとしずく こぼれた 小さな欠片 果てしない海の ひとしずく 宛もなく 彷徨う 僕たちは 海のひとしずく こぼれた 小さな欠片 果てしない海の ひとしずく やがて 一つの海へ