人波に紛れ 溶け込んだフリして 人目盗んでは 絡む指の先に 冷たく光る指輪(モノ) 辿れば あなた狡いばかり 私だけ残して 戻れないよ 愛していた 理由なんかないよ 振り向いたら 傷ついてしまう 眩むように瞳伏せた お決まりの台詞 決め込んだアリバイ 揺らいでしまえば 約束などなくて 言えない秘密ばかり 数えて 夜の中にひとり はり裂けそうで 私だけがみてた夢は 胸の奥に綴じて 哀しいほどに美しい嘘を 信じさせて欲しい 今は 戻れないよ 愛していた 理由なんかないよ 振り向いたら 傷ついてしまう 眩むように瞳伏せた