迷走ノスタルジー / haru 深夜徘徊 ノスタルジー浸った 街灯 静寂 鳴るは足音 今だけは世界一人きり 都会の喧騒 嘘 まるで異世界だね 気付けば迷い込んでいた だけど勇者にはなれないみたいだ 孤独の中でしか僕は 上手く生きられやしないみたいで ずっとこの感覚に溺れていたい 絡まれていたいね 何度、吐いて泣いて 繰り返したって得られない感情 俯いてなんていないでもういいか い? なら始めましょうか もう一回 この夜が明けるまでは僕の 思い通り 僕の異世界妄想譚 真夜中一人きりの冒険さ 理想と理想でまた着飾って そこに現実なんてものは 必要ないのさ この時間の中彷徨って 本当になってしまえばいいのに そのまま抜け出せなくなって どこまでも深くで沈んでいたい 路地裏にモンスター 見たかどんなもんだ これでレベルアップだ 満たす承認欲求 偽りなんて言わないで まだ足りないね これじゃ足りないね 間違ってなんかないんだ もう一周 疑心暗鬼な気持ちなんか 一蹴 他人の価値観なんて知らない ありのままの僕でいたいだけ ずっとこの感覚ではいられない 終わりが来ちゃうみたいで 何度、吐いて泣いて 繰り返したのに報われない感情 さよなら僕の妄想譚 夜が明ければただの妄想だ 僕が僕のままでいることが 痛いだけ 僕の異世界妄想譚 真夜中一人きりの冒険さ 理想と理想でまた着飾って そこに現実なんてものは 必要ないのさ この時間の中彷徨って 本当になってしまえばいいのに そのまま抜け出せなくなって どこまでも深くで沈んでいたい 何も無くたって受けたいよ愛情 拒否してばっかだった故の代償 なんとなく手にした途端に 先の喪失感が怖くなるんだ 今も一人の妄想譚 ライトアップ代わりの街灯が 迷走ノスタルジー浸らせるんだ 誰にも気付かれない秘密の時間