時計の音 響く鐘 砂舞う 校庭 握ったメモ ポケットにしまって 門を出る 登り道 追い風 急かすように 吹く 余韻残る 寄り道 少しの冒険 小道を抜け 待ち合わせた 僕と君の秘密 夕暮れの中には 君がいて 明日また ふわり 揺れる木の下で 会おう 夢見てた 懐かしい記憶の中 大人にはなりたくないと 思った 真っ赤なままのランドセル 色褪せない思い出 木漏れ日が溢れる あの場所で 僕ら今日も 交わす 言葉も何もない 約束を 古びたシューズは 泥だらけのまま 僕を置いて 消えていった 夕暮れの中には もう 君はいない 朝焼けが光る 目が眩むほどに 僕たちは 描いた夢の途中 またいつか 過去の 物語の中 会おう