吐き出した息の白さを曇らせているのは何だろう 星も月も寄り添えずに凍える夜 触ろうとすればするほど 身をよじる運命の糸 失わずに手に入れたい 不埒だけど 眠れないね 眠れないね ヒリヒリと ヒリヒリと 痛みだけ積もらせて どこに消えたの ひらひらと はらはらと 雪の花びらよ 抱き合った体の中に含まれていたはずなんだよ 1グラムにつきいくらの思いだとか 計れないね 計れないね ジリジリと ジリジリと 後悔を焼き付けて また振り出しへ さらさらと いつまでも めぐる砂時計 ヒリヒリと ヒリヒリと 痛みだけ積もらせて どこに消えたの ひらひらと はらはらと 雪の花びらよ