切ないよ。 君はどこにいるの? 落ちそうな茜空 君の前で笑えないなら 私はこんなに強くなくていい 目の前で君が泣いてた 私は何もわからないまま 燃えるような真冬の空に 震える声が白く弾けた 君の声やその仕草は私の半分で 私のせい?すれ違って 誤魔化せないほど痛いの 壊れたの? 胸のいちばん奥に足りないものを探しているよ 届くように声を枯らしても 君に伝えたい言葉が見つからない 目の前で戸惑う君の 伸ばした指も掴めないまま 臆病な私はここで 凍える風に吹かれて泣いた 君が笑うこの世界は 私の真ん中で 私のせい?見えなくなって また涙が零れるけど いつだって君は隣にいて 続いていくと思っていたの 私の声、届くように もう少しだけ強くなれたなら 少し狭い歩幅で歩く 白く染まっていく街 ほら。準備は出来てる 加速していく鼓動 近づいていく二つの影 今言えるよ 切ないよ。 君が目の前にいて ぎこちなく笑ってみた ずっと君に伝えたくて でもやっぱり泣いてしまう 君が 私が 伸ばした指先に今触れた あぁ淡く交ざっていく