ガラス色の街に1人立っている 風が潮の匂いを運んでくる 背伸びした僕の影が足を早めた あぁそうかい僕の手は 届かないようだ 忘れたい記憶は売るほどあって 眠れない夜 僕に取り憑いて 失くしたものはそのままでいい 僕は海鳴りになる 失くしたものはそのままでいい 僕は海鳴りになる 朝靄に包まれてタバコをのんでいた あぁそうかい僕の手は 汚れちゃったのか 想い出は風化して色褪せる 大事な人の顔も滲んでいく 失くしたものはそのままでいい 僕は海鳴りになる 失くしたものはそのままでいい 僕は海鳴りになる 海鳴り 海鳴りになる