ゆるやかな水の流れに おもいでを重ねて 抱きしめる胸の熱さを あのひとは知らない くるくると渦を描いて もてあそぶ花びら かき消えて ときに 現われ そしてまた 流れる ああ たそがれに ああ お似合いの 悲しい歌はきらいですか 歌っちゃいけませんか しあわせと背中合わせに ふしあわせひそんで いたずらをいつも仕掛ける あのひととわたしに 泣いた日の次の朝には 笑わせて下さい それだけでたぶんわたしは ご機嫌になるでしょう ああ 夜もふけて ああ 胸ゆする 悲しい歌はきらいですか 歌っちゃいけませんか ああ たそがれに ああ お似合いの 悲しい歌はきらいですか 歌っちゃいけませんか