嫌になって 空き缶蹴っ飛ばした日はね 落陽を溶かしては 満たされない満たされない 満たされない あの日々を懐かしく思うのでしょう 確かにそこにあるから 鍵は掛けないままでいたようだ 夢ならばって思ってる 君を横目見ていたら 瞳に舞う宵花火 憧れ宿した ビードロ玉のよう 触れた手と手絡んだら 君を疑うこと勿れ 甘い甘い夏 どこまでも坂道を あてもなく転がってる 喜びも悲しみもここにはない 季節は過ぎ去っていく 君はビードロの少女 幾千幾万時が経ち 瞳に舞う恋はない 何故かまだ色褪せないや ビードロ玉のよう あなたはそれでいいから 君死にたまふことなかれ 甘い甘い夏 甘い甘い夏 甘い 嗚呼、その碧い瞳で 甘い甘い夏