夜明け前の僕らは 消える はるか先の音を素通り 歩く街を眺める 僕の なぞる指はまた元通り 眠らぬまま僕らは 刻む いまだ知らぬ音を聞かせて 歩く街の音楽 君の なぞる指が動き出す 愛が揺らいでく また揺らいでく 浮かぶ日に背を向けても 離れてく また離れてく ただ一人夜を抜けて 繰り返す また繰り返す 意味もなく咲いた命も 繰り返す まだ気にしてる 巡る日と記憶さえ 絶望越え見つけた 君は 別に僕のものではなくて 歩く街を眺める 君の 長い髪はまた元通り 愛で動いてる また動いてる 情けなく吐いた言葉を 比べてる いま並べてる いま二人夜を抜けて 繰り返す また繰り返す 開いた眼が何故か濡れて 繰り返す まだ気にしてる 巡る日と記憶さえ この世界の真ん中から 聞こえる 咲いた花すら燃える音 消えて溶けて落ちていくだけ 愛は流れてく また消えていく 浮かぶその言葉だけで 救われる また動き出す 浮かぶ日に背を向けて 繰り返す また繰り返す 溢れ出す季節もまた 繰り返す まだ気にしてる 巡る日と刹那さえ