40 生きることに 60 意味はあるか ゆらり 揺れる 窓辺 眺め あくびする君と ぱらり ぱらり ページ 進む 教科書な僕 さらり 流す 髪が 落ちて 指が止まった 僕は淡々と君にこう言うんだ ヒトのカラダは6割水で… ありふれた一般常識が やけに重たく見えて 胸騒ぎがした ららら ららら 40の何かと 60の水分が 迷ったり傷ついたり どこに「君」はいるんだい? 全部同じようで 全く違う何か重ねた この微妙なラインに答え探して 結び合った約束が消えるまで 知れば 知った ほどに もっと わからなくなるよ 笑う君だけがぽつりと佇んだ 乱れた文字と破れたページ 投げ捨てて後悔ばかりさ いつも〇か×なんて 正解できない 40の何かと 60の水分が 怒ったり笑ってたり どこか滑稽なしぐさ 興味はないようで 期待していたひとかけらが 溶け出した微熱と 相をはなっていく 身体中の細胞が入れ替わっても 君が君であることが単純に 奇跡的な定義なら 40 生きることに 60 意味はなくて 加速したその鼓動が “1秒”を刻んでいく 臆病なようで騒然とした 今日はやがて 滲んだ2人ごと侵蝕してゆく やけにもどかしく思えた夜明け 鼓動だけがその解を なぞっていく ららら ららららら ららら ららららら