淡く浮かぶ影に あたし触れてみたの ゆらゆらと夜空に泳いでく まるで夢の中ね 月明かりがカーテンをすり抜ける 瞼を閉じるとあの日の横顔を 思い出す 貴方が付けてたオレンジのピアス 少しダサくても良かった あぁ、このまま夜が貴方を攫う 夢を見る頃には誰かの貴方なの 少しだけあたしを 見ていてくれるのなら もう何もいらないから あの日交わした言葉が なぜか今も残ってるの あぁ、このまま夜が貴方を攫う 手を伸ばす頃には誰かの貴方なの 少しだけあたしを 見ていてくれるのなら この気持ちは最後にするから あぁ、貴方の声を聞かせてと 思う頃にはもうそこに影はなくて 虚しさだけが残る部屋 貴方がその目をさます前に 夜と共に私を攫いにきてよ 夜と共に私を
