YOU'RE JUST A ONLY PUNKY SIXTEEN BOY BELIEVE! EVERYTHING MUST GO NEVER LOOSE YOUR DREAM STAY FREE… JUST A ONLY PUNKY SIXTEEN BOY YES, EVERYTHING GONNA BE ALL RIGHT 高校も受験せずに一人で 上京して初めて住んだのは 東京湾に面した埋め立て地 江東区の「東雲」って街 まだお台場にテレビ局もなくて 臨海線の駅も通ってなくて 最寄りは地下鉄有楽町線の 「豊洲駅」だけだった 「6a」の出口を上がったら だだっ広い「晴海通り」 「豊洲病院」が目に付くだけで あとは倉庫か空き地だった 「東雲橋」の上で立ち止まると べと付く湿った風が カモメと一緒に 塩の香りを運んできた 住み込みで新聞配達をしながら 風呂無しの三畳一間で ミュージシャンになることを夢見て 来る日も来る日も新聞を配った 少ない給料は全部レコードに消え それまで太ってた身体は 見る見る痩せて 栄養失調になっても PUNKやるには格好がついた 都会の人はみんな冷たくて 感情も無く行き交うだけで 風に煽られ散らばった新聞を 誰一人拾ってはくれなかった 「辰巳橋」の上から運河に落とした 夕刊が海へと 流れて行くのを見ながら 悔しくて泣いた 「二丁目団地」から見た朝焼け シルエットだけの東京タワー 赤紫色の空に架かる レインボーブリッジ 東京の朝を連れて来てるのは 自分だなんて自惚れながら この街にもこれほどの 景色があるんだってことを知った時 誰とも分かち合えもしない涙が出た STAY FREE… YOU'RE JUST A ONLY PUNKY SIXTEEN BOY BELIEVE! EVERYTHING MUST GO NEVER LOOSE YOUR DREAM STAY FREE… JUST A ONLY PUNKY SIXTEEN BOY YES, EVERYTHING GONNA BE ALL RIGHT YES, EVERYTHING GONNA BE ALL RIGHT 歌をやることに反対してた 親父の死はあっけなくて ぽっかり空いちまった心は 日に日にささくれ立っていった 誰も自分をわかってくれない 無理に決まってんだろと笑われて それでもいつか見返してやると 毎日毎日曲を書いた 心配でたまに顔を見せる母は 改札で俺を見つけると 「どうしてちゃんと食べんのね」と 会う度痩せてく俺を引っ叩いた 「こげなこと今すぐに辞めて もう福岡に帰って来んか」と 目に涙を浮かべながら 何度も 引っ叩いた 東京湾で吹き荒ぶ風が いくつもの水門を突き破り 刺すような寒さに 唇は切れっぱなしだった 「第一貨物」の塀に寄りかかり 夢を見失いかけた時も THE BEATLESとPUNKとROCK'N ROLL THE BEATLESとPUNKとROCK'N ROLL それだけが俺に 手を差し伸べてくれた STAY FREE… YOU'RE JUST A ONLY PUNKY SIXTEEN BOY BELIEVE! EVERYTHING MUST GO NEVER LOOSE YOUR DREAM STAY FREE… JUST A ONLY PUNKY SIXTEEN BOY YES, EVERYTHING GONNA BE ALL RIGHT YES, EVERYTHING GONNA BE ALL RIGHT STAY FREE… YOU'RE JUST A ONLY PUNKY SIXTEEN BOY BELIEVE! EVERYTHING MUST GO NEVER LOOSE YOUR DREAM STAY FREE… JUST A ONLY PUNKY SIXTEEN BOY YES, EVERYTHING GONNA BE ALL RIGHT YES, EVERYTHING GONNA BE ALL RIGHT YES, EVERYTHING GONNA BE ALL RIGHT