ブレーキランプが光って 後続車に続く 止まるしかない そんなランプがともったら 予感を孕んで 生きてきた日々を 静かに月の灯りがただ照らすだけ 明けない夜がないのなら 歌おう ため息に乗せて 白い朝は 闇を抜けて 浮かぶ魚 光を波打ち 放つ奇跡 すぐ近くに 頭もたげる理由はいらない 心のままに 余韻と珈琲が 混ざり合うことや 誰に教わったわけでもないというの に 商売っ気のない店 看板猫が 然るべき 場所に在ることみたいなこと 明けない夜がないのなら 歌おう ため息に乗せて 夜を抜けて カーテン越しに 雲の隙間から 会いに行くよ 重なり合う 息を大きく吐いて 身体ごと すべて預けて 心のままに 白い朝は 闇を抜けて 浮かぶ魚 光を波打ち 放つ奇跡 すぐ近くに 頭もたげる理由はいらない 心のままに