昨日の夜にスーパーで買った 半額のサンドイッチ 賞味期限の切れたガソリンで 今日という一日を始める お気に入りの曲に起こされた 鏡のむくんだ顔 落としたばかりな気がするファンデ 今日という一日が始まる きっとみんなは知らない 空のきのうと今日のさかい目が けっこうあいまいだってこと けど僕だって知らない 前の席座るあの人が これからどこに行くのかってこと 働いてる場所も違うけど 眠りにつく時間も違うけど もちろんベッドだって違うけど ふたりはヨジオキ ある日ふと気になったんだ 世の中の 歯車にすらなれてないことに そんな自分だから 何か、何でもいいから 世の中の為になりたくて 大したことじゃないんだけど 比較的早く起きて 誰かのためにごはんを作ってさ その誰かの笑顔に少し嬉しくなって でも、 結局それは世の中の為じゃなくて 結果的に 自分の生活の為だったりして しかもその誰かの中には2度と 会わない人もいて そんなこと考えてたら 急にむなしくなってきて 少しだけイヤホンのボリュームを 上げたんだ きっとみんなは知らない 窓から覗く挨拶の「ミャー」 昨日までつぼみだった顔 きっとあなたは知ってる 繰り返す一日の始まりに 誰もが誰かを励ます言葉 働いている場所も違うけど 眠りにつく時間も違うけど もちろんベッドだって違うけど あなたにおはよう 働いてる場所も違うけど 眠りにつく時間も違うけど もちろんベッドだって違うけど ふたりはヨジオキ
