足りてないもの 探してばかりの 自分のすべてが こんなスラップスティック 今日もひどい有様 祈りとは別の 少しだけ信じたい 未来もヒラメキも 時世にかこつけて 今日もひどい有様 そんなわたしに 彼らはこう言う 「こんなにも溢れた光に 人知れず願う夢を 誰でもひとつはもっているのさ」 って、本当? わたしにはそれ、エウレカ! 「へえ」って口からこぼれていた そんなこと自分なんかが 思ってはダメだと そう生きてきた こんなにもひどい有様 そんなわたしに 彼らはこう言う 「こんなにも溢れた光に 人知れず願う夢を 誰でもひとつはもっているのさ」 って、本当? わたしにはそれ、エウレカ! 「へえ」って口からこぼれていた 少しだけ馬鹿にした 半信半疑な笑いをしたが こころの奥が えもしれず踊り出した 私がいた それを押し殺した 気の違いだと言い聞かせた けど。 やっぱりそれ、エウレカ! 「へえ」って、口からこぼれていた ページの端を折り曲げて 埃まみれの夢を探した 一人の部屋の奥の奥まで