宇宙旅行

歌詞

「さぁまもなく到着です。 本日は地球に住みつく 人間を見に行きましょう。 そうです、皆さんご存知の 二足歩行に進化したサルです。」 見えてきました うじゃうじゃ あれが人間です 噛み付いたりはいたしません 知能は発達し文明は栄えたが ただ どうしたもんかな 人間はお互いに殺し合います 弱肉強食の世界とは また少し違うようです 金属と紙切れを信頼の媒介物として 彼らはお金と呼んでいるようです ただどうしたもんかな それは自らの力を超えてました 「あちらに見えますのが 銀行強盗というやつです。」 「向かって右手に見えます あれは遺産相続争いです。」 「そして仲良くお出かけの ようにも見えますが あれは身代金目的です。」 システムエラーが 起きているようです 便利な世の中を創る為 自分達の未来を創り上げる為 お互いを傷つけるのはやめようか ただ自分達以外は 殺してもいい事にしようか 人間様に試す前に 手懐けた動物は実験台 ご覧の通り 植物は血が流れないからって 痛みはないと思ってるんだ 人間は進化したか? それとも退化したか? 命は尊いと言っておいて呼び方は 「動く物」「植える物」 減ったらまた増やせばいい 邪魔なものは 海に捨ててしまえばいい 邪魔なものは 土に埋めてしまえばいい 「命は大切にしましょう。」 気付いたのが少し遅かったようです 自らが犯した罪は 自分達に降り注いでるようです 生み出したもののせいで彼らは今 深刻に困ってるようです ご覧の通り彼らは 未完成な困った生物ですが 目には見えない力を 持っているようです 思いやり 慈しみ 助け合う「心」 仲間 恋人 家族を思う「心」 そして「愛」には 計り知れないほどの 力があるようです 争いや過ちの絶えない 理解不能の彼らですが まだ希望はあるみたいです これからも観察を 続けてみましょうか 「次回の宇宙ツアーは100年後 また皆様と地球へ 来てみましょうか。 その時まで彼らは地球を 殺さないでいられるでしょうか。 今後の彼らに期待しましょう!」