アンヌは十七 名も知らぬ男に 初めて 抱かれて 逃げられて泣いた夜 あとは 同じくり返し 長いまつげ 光るドレス 場末のクラブ 涙なんか 流すことも 忘れていった 愛 愛 そんなものは あの娘にない アンヌは二十五 破った手紙は ふたりでくらそと 青いインクにじんで あとは 同じくり返し 長いまつげ 光るドレス 場末のクラブ 涙なんか 流すことも 忘れていった 愛 愛 そんなものは あの娘にない アンヌは三十 年下の男は ある朝消えたよ 何一つ残さずに あとは 同じくり返し 長いまつげ 光るドレス 場末のクラブ 涙なんか 流すことも 忘れていった 愛 愛 そんなものは あの娘にない