白い霧はみるみると 金色に変わりだす まばゆい光の矢が さんさんと地肌にそそぐ 頭上には青空 手をつなぐ梢に 白樺の林に敷かれたキンポウゲの黄色 大きな水の音 いずれは河となり それよりも美しい一羽の鳥のさえずり その声を合図に全ての鳥が鳴きしきり あらゆる方角から沸きおこる Polyphony at play 霧のなごりはなく 空はますます青く澄んで 走り抜けてく白い雲 しんとした空気をすう 多分そう イマが長い夢から覚めるとき 多分そう 暗い穴から抜けるとき 多分そう イマが 次元の突破口 きいて そんなあなたの欲望はただの錯覚 分厚いコートを脱ぎ捨てれば 冬はほろびる ビートの隙間に流れるものを感じていて ドクンと心臓が高鳴れば 春はトワに目覚める ほら ひびきだした あなたが意識する 場所はそこにある 肉体の船じゃなく 真実はいつも 意識すればひびく 見えなくてもひらく 形じゃなくひらけ きいて そんなあなたの欲望はただの錯覚 分厚いコートを脱ぎ捨てれば 冬はほろびる ビートの隙間に流れるものを感じていて ドクンと心臓が高鳴れば 春はトワに目覚める