ひと息ついた坂道の 見晴らしにて想うよ あの小さな町なみの中で 僕らは出会ったよね 友達同士の運命など 浜辺の貝殻のよう うまく合っても 偶然だよと 写真にさえしなかったけど 君がそこで笑っている 僕らは今日もここにいる 花と雨 鳥と樹々 風と空 響き合うようにね 始めは些細なことで 喧嘩をよくしたね 負けず嫌いは片方でいい そう感じたものさ 時の波は穏やかに ガラスの欠片を磨く 優しい形はいびつだけど かけがえないものを映していた 君に歌を贈るたび 僕の言葉は物足りない 抱きしめる 少しずつ くちづけは 饒舌なハーモニー 今の君が大好きさ いつまでもそっと伝えたい 夏と秋 冬と春 忙しく 季節が過ぎても 潮風が夕暮れた時を流す 曲がりくねった道のりが 闇に呑み込まれて 途切れていても 平気さ 君がそこで笑っている 僕らは今日もここにいる 花と雨 鳥と樹々 風と空 響き合うように 今の君が好きだよ いつの日もずっと伝えたい 夏と秋 冬と春 忙しく 季節が過ぎても