深い群青の帆を纏って かざす両手の色の隙間に 白む その日を待ってる 満たすように 擦り抜けていく 透明なように 染まっていく 飛び出したままに 宙を舞うように 夜を泳いで 群青の中へ Left in a paperback found in an old town まじないのような 連なる群青 その目に光る 灯りを 満たすように 擦り抜けていく 透明なように 染まっていく 飛び出したままに 宙を舞うように 夜を泳いで 群青の中へ 風が吹いたら 葉の擦れる音で眠ろう 陽が射したら 日向をたどって歌おう 感傷は遥か 群れをなして飛び立つなら 大海を知らずとも されど 空の青さを知る 満たすように 擦り抜けていく 透明なように 染まっていく 飛び出したままに 宙を舞うように 夜を泳いで 群青の中へ