残っているバッグを 届けるだけのつもりで 君の住んでる町へ 車を走らせてる この辺りは何度か 来たことがあるよね 海の見える丘は君のお気に入り 言葉と想いは少しずれるから うまく心を伝えられなかったのかな 君のことは 誰よりもわかってるつもりで 君の笑顔みるため 何でもしてきたつもりだけど 君がさがしていたものとは少し 違ってた そのことに俺はまだ 気づいていなかったんだ 君が出ていくまで □ あと10キロの標識 少しずつ鼓動が早くなる あれから何度も何度も考えた 決めたはずなのに心が揺らいでる すっぱりと忘れろと 自分に言い聞かせている 最後の一言は格好をつけたい 俺たちは別々に幸せ 探しの旅に出るんだ けれどいつかどこかでもしめぐりあ えたら それからは一緒に旅を 続けていってほしいと伝えたいんだ □ あの角をまがれば君が住んでいる アパート 今日で終わりにするよ すべて想い出になる 角をまがったら君がそこにいた 少しはにかんで小さく頷いた 君の顔をみただけで言葉が消え 去った あれほど心の中で繰り 返したはずなのに 本当は逢いたくてここまで来たんだ やっぱり愛してる やっぱりいてほしい 一緒にいたいんだ それが素直な気持ち □ 逢いたくて逢いたくて ここまで来たんだ 遠回りしたけれど 時間はかかったけど 目の前にはいまも 変わらない君の笑顔がある いま抱きしめた